当然の判決

日中戦争中、旧日本軍の特殊部隊「731部隊」による人体実験で肉親を殺されたり、南京虐殺で被害を受けたりしたとして、中国人の被害者や遺族ら10人が日本政府に約1億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が19日、東京高裁であった。

門口正人裁判長は「国際法上、個人が外国に損害賠償を求める権利は認められていない」と述べ、1審・東京地裁判決を支持し、請求を棄却した。

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丸太に人権被害者個人が交戦相手国に直接賠償を求める権利はない』という判決。当然だよな。
もしこの権利を認めるなら、広島・長崎の被爆者や各地の空襲の被害者が、アメリカ相手に訴訟を起こせるって事になる。
ところでこの裁判、2審では被害が実際にあったかどうかには言及していないんだが、相変わらず朝日新聞は自分に都合のいい書き方しかしていない。

読売
1審判決は、南京虐殺があったことや731部隊が人体実験を行っていたことを認定したが、2審判決は被害事実に触れなかった。
毎日
1審判決は、南京大虐殺731部隊による被害事実を認定し「国は中国国民に謝罪すべきだ」と指摘したが、今回の判決は触れなかった。
朝日
99年9月の一審判決は被害の事実を認めたうえで、日中戦争について「中国内部の政治的、軍事的混乱に乗じて、みるべき大義名分もなく、将来的展望もないまま拡大された。中国および中国国民に弁解の余地のない、帝国主義的侵略行為にほかならない」と指摘。「我が国の占領侵略行為、非人道的行為が長期間続き、多数の中国国民に甚大な被害を及ぼしたことは疑う余地がない歴史的事実」と述べた。

ってか朝日新聞、2審での判決についての内容よりも、1審の判決内容の部分のほうが量が多いんですけど(笑)。