騙されるほうもアレだけど…

結婚を希望していた乳がんの女性患者に「摘出しなくても完治できる」などとうそをつき、治療費として現金約二百九十万円をだまし取ったとして、警視庁捜査二課は十五日、詐欺の疑いで診療所経営のマッサージ師、秋元繁容疑者(63)=東京都西東京市田無町=と診療所手伝い、大和田光子容疑者(56)=同=を逮捕した。患者は抗がん剤の投与を止められた上、がん患者にとっては効果が疑問な遠赤外線治療を続けられた結果、病状を悪化させて今年五月に死亡している。

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たいていの詐欺は騙されるほうにも多少の問題はあるもんだが、さすがにこれはなぁ。
こいつらが患者にどういう説明をしていたかは分からないけど、そもそも遠赤外線治療の機器って『がん患者に使用するのは効果に疑問があるとされ、血行が良くなるためがん細胞の転移を促進する危険もあるという』って事なんで、治るはずが無い。抗がん剤の投与を中止させたのも、医者に話をされて嘘がばれるのを防ぐためなのは明白。
にもかかわらず、『調べに対し、秋元容疑者は「女性が途中で来なくなったので治せなかった」などと容疑を否認しているという』って、こいつらはまともじゃない。
ってか、抗がん剤の投与を中止させたうえで、がん細胞を全身に転移させてるんだから、こいつらが殺したようなもんでしょ。詐欺罪じゃなくて殺人罪は適用できないんかねぇ。