微妙だなぁ

政府は13日、事件の被害者・遺族が刑事裁判で直接被告人質問を行う「被害者参加制度」や刑事裁判と同じ裁判官が被害者側の損害賠償請求についても判断する「付帯私訴制度」を盛り込んだ刑事訴訟法改正案などを閣議決定した。

今国会に提出し、成立を目指す。 被害者参加制度は、希望した被害者・遺族が刑事裁判に参加し、被告や証人に直接質問したり、検察官の論告求刑と同様の求刑意見を述べたりすることを可能にするもの。殺人や傷害など故意に人を死傷させた事件や、交通事故を含む業務上過失致死傷罪の事件が対象となる。

付帯私訴制度は、刑事裁判の判決後に、同じ裁判官が引き続き損害賠償請求の審理を行う。一律2000円の申し立て費用で、刑事裁判で認定された事実をもとに、計4回以内の審理で判断を示す。

Google News 関連記事
付帯私訴制度』はいいと思う。実際、刑事と民事で事実認定に食い違いが出るのは問題あるし。
でも、『被害者参加制度』は、もうちょっと良く考えないといけないんじゃないかと思う。
刑事裁判は『事実』のみによって判断を下すべきで、裁判員制度の導入で『素人』が裁判に参加するようになってくると、まったく同じ行為に対する判決内容が『感情』によって左右されてしまう可能性が増えてくるような気がする。