珍しくコラムから
◇政治家にオーラ求めるな−−強者に迎合してないか
無党派層の支持をいかに獲得するかが、近年の選挙の主要テーマだ。背景には、政党や政治に対する有権者の不信がある−−というのが一般的な見方だろう。
だが、むしろ問題は有権者の側にあるのではないか。石原慎太郎知事が圧勝した東京都知事選の取材を通じて、私はそんな思いを強くしている。
「浅野さんにもオーラが出てまいりました」。選挙戦中盤の3月30日、民主党の応援弁士が浅野史郎・前宮城県知事を持ち上げた。だがそれは石原氏に比べ、浅野氏に「オーラ」が欠けていたことの裏返しでもあった。事実、石原氏の「集客力」は他候補とはケタ違いだった。石原氏の演説に足を止めた無党派を名乗る人たちに話を聞くと、こんな答えが返ってきた。
全文引用はしないが、ここまで負け惜しみが酷い記事も珍しい。突っ込みどころも色々有るが、一点だけ文句を言っておきたい。
こうした有権者の傾向を臨床心理士の矢幡洋氏は、「アイドル政治家症候群」(中公新書ラクレ)と名づけている。石原氏や田中康夫・前長野県知事、小泉純一郎前首相誕生時の圧倒的人気。
って、『石原閣下や小泉前首相を、康夫ちゃんと同列で扱うんじゃねぇ』